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四川料理「景徳鎮」
住所:神奈川県横浜市中区山下町190
TEL:050-5872-3090
最寄駅:みなとみらい線「元町・中華街」駅徒歩6分
如何せん私は衣食住のなかでも食への造詣が最も低く、これまでの方々と同列に記載させていただくことに抵抗を隠せないのですが、せっかくの機会を頂戴しましたので一店ご紹介したいと思います。
大阪のお店は食通の皆さまよくご存じかと思いましたので、他地方のお店は邪道なのかも…とも思いましたが、私の中華料理の概念を塗り替えた!?横浜中華街の四川料理の名店「景徳鎮」をご紹介します。
こちらはコロナ禍前は観光客がひしめく表通りから離れた、細い路地に入る少しわかりにくい場所に位置します。
私は新社会人生活を東京よりスタートを切ったため、その頃は東京に出てきた!という解放感と、若さに任せた暴飲暴食がてら良く外食に繰り出していました。その一時期、四川料理のラーメンの一種である酸辣湯麵がマイブームであったころ、数ある中華の名店の中でもダントツに美味であったのがこちらのお店でした。
こちらの店の酸辣湯麵の美味しさはお酢の酸味と、ラー油の辛さ、そして卵をといたコクのあるスープとのバランスです。酸味と辛さで二日酔いなどすぐに吹っ飛んでしまいます。私個人推しの食し方は、テーブルのお酢を少し多めに投入することです。さらに酸味が増しその旨味が体に染み渡ります。
また、ここのお店は私にとってはなんと言っても「麻婆ナス」につきます。こちらの麻婆ナスは程よく山椒?の効いたパンチのある味で、トウガラシの辛さ、山椒の辛さとナスの甘味が程良く絡み合い、辛さがあまり得意ではない私でも革命的な美味さでした。
白ご飯はお好みで追加となりますが、白米とのハーモニーが絶品です。吹き出る汗を拭きとりながら、冷えたビールとともにあっという間に完食してしまいます。
その他、五目あんかけ焼きそばや、海老マヨネーズ、海老チリ、麻婆豆腐、飲茶など思いつくもの全て頼んでみましたが全てが一級品で、正直それまであまり好きではなかった私の中の中華料理(四川料理)の位置づけを大きく引き上げました。
気になる価格ですが、比較的高価な横浜中華街の表通り沿いの店と比べても、裏路地という位置づけからか価格帯は一般大衆店と変わらず、一皿のボリュームが多いので、味と量に対するコストパフォーマンスは抜群です。
また、そのボリュームから大人二人では2〜3皿程度しか楽しめないので、十分に満喫するには複数人でのご来店がお勧めです。
現在コロナ禍真っただ中で昨年からはなかなか外食の機会もなく、ましてや横浜という遠方の店となりますが、この我慢の時が終われば必ず再訪したいと思っています。
皆様もぜひ出張や旅行などで機会があれば、「絶品麻婆ナス」お試しください。
レポーター 中川ゴム株式会社
社長 中川 洋平
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路地裏グルメ
和食堂 「SUGIZEN」
住所:京都市中京区二条通り寺町西入
TEL:075−257−7958
最寄駅:地下鉄東西線「京都市役所前駅」(徒歩12分)
定休 日曜日
〔 入口 〕
今回、路地裏グルメに寄稿するにあたり さてこのコロナ禍においてどこを紹介したものかと悩みました。結果 当社株式会社キンキから徒歩3分の杉善を選びました。
屋号を上記英語で紹介してますが、元々大将の名前が「杉山善太」そこから杉善という店名です。京都の名店「たん熊」で修行を積んで自身で開店をした店です。
昼は、ランチ。夜は、和食堂というくらい魚が大変おいしく酒の種類も豊富です。
カウンター10席 テーブル席 25席くらいの店です。
大将は、気さくで入りやすい店です。当社もよく 宴会の度に使わせてもらってます。
修行時代の顔で魚の仕入れが良いので、刺身はやはりおいしいです。料理も色々豊富で、和の創作的なものまであります。
社員もここで宴会する時は、喜んで非常に酒も進みます。
ただ、現状なかなか宴会も出来ない状況なので今回はランチを紹介します。このSUGIZEN定食というのが、ボリューム満点 その上おいしい。
〔 SUGIZEN定食 〕
私も社内にいる時は2回に1回は定食を食べに行きます。1人また社員と。お客様が来られた時もご一緒します。結構喜んで頂けます。
1.価格 ¥890− ワンコインではないですが中身は、十分に満足いただけます。
2.内容 (1)料理4品 毎日2品ほど変更あり。色々なバージョンがあり楽しめます。魚、鶏、焼き物、煮物、揚げ物、中華を和風にアレンジとかETC。
(2)味噌汁
(3)ご飯は御替わり自由。私は、小にしますがそれでも結構お腹膨れます。
続く時は、2〜3回/週 行く時もありますが飽きずにおいしく食べられます。また、料理の内容の割に出てくるのも早いのでランチには最適です。
そして、このランチ、実はもう一つお勧めがあります。もう一つと言ってますが実はランチは、2種類です。もう一つのお勧め それは、牛すじカレーうどんセットです。
〔 牛すじカレーうどんセット 〕
元々私は、カレー好きなのですがここのカレーうどんは、また絶品です。コクがあり食べ応えあります。少し値段は張りますがそれだけの値打ちがあります。牛すじカレーうどん、ごはん、温泉卵のセットです。ここでも私はごはん小にします。食べきれません。 夏は汗だくになりながら、寒くなってきた今でも汗ばみます。
ひとつだけこのメニューに難点があります。忙しい時は、出てくるのに時間かかる。時間に余裕ある時か、昼の12時台を避ければ良いかと思います。
そして、実はこのカレーうどん夜のメニューにもあります。酒を飲んだ後 食べるのもまた絶品です。
現状コロナ禍でまだまだ大変な中ですが、おいしい魚においしい酒、みんなで楽しめる時が早くやってくることを願ってます。
でも、ランチは大丈夫です、当社へ寄って頂いた方にはご一緒しますので是非近くに来られたら寄って下さい。
最後になりますが、このコロナ禍の中ですが皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
レポーター (株)キンキ
社長 長谷川哲也
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新鮮処 ととろ 産地直送の店
住所:大阪市西区新町2−17−10
TEL:06−6539−7216
大阪メトロ鶴見緑地線 西大橋徒歩5分
総座席数25人まで
カード不可 現金のみ
営業時間:18:00〜24:00
定休日:無休
やすい! うまい! めずらしい!!!
三拍子 揃ったお店です。
新鮮処ととろは季節ごとに様々なキャンペーンを開催しなかなか珍しい郷土料理や、その時期だけにしか味わえない一番美味しいと思うものを格安にて提供してくれるほんものの居酒屋心意気のあるお店です。
ご主人の包丁さばきと奥さんのセンス溢れるお話、そして娘さんたち家族の優しさも心地よい名店です。
おすすめポイント1
どこにもない地酒、希少銘酒を心ゆくまで。
特に全国より厳選して小さな蔵元の知らされない珍しいお酒を提供していただけます。
〔めずらしいお酒〕
おすすめポイント2
ととろの大人気名物鍋
これでもか! あんこう肝だらけ鍋
元気100倍じゃ!!
しめは雑炊!!
活はもと淡路島玉ねぎの鍋、自家製ぽんずで
しめはラーメン!!
高級魚くえと晴告げる海藻ひろめ鍋
フグに負けない!!
ひろめ・ゴウ!!
おすすめポイント3
NHK 世界にはほしいモノがあふれている、でおなじみの今は亡き三浦春馬さんが通っていた店です。
〔三浦春馬 サイン色紙〕
舞台俳優さん、芸能人も密かな名店。私は、最初次男が務めている某都銀の支店長クラスがよく来られているということで知りまして名物の馬刺しトロ丼にびっくりしてからのファンです。焼き物からお刺身、煮物、酢もの全部美味しいです。
〔馬刺しトロ丼〕
適度な歯ごたえと深いうまみの
〔宮地鶏の炭焼き〕
どの料理もトークもお酒にマッチングして、こころより楽しい時間を過ごしていただける居酒屋と思います。
三浦春馬さんがおしえてくれた名言「 経年美化 」こころの片隅にたいせつにしてたいです。
レポーター コーキマテリアル(株)
代表取締役社長 犬伏 博明
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路地裏グルメ
美々卯 堺店
住所:堺市堺区中之町東1−1−12
TEL:072-232-2059
営業時間:11:00〜22:00
定休日:毎月第3火曜日
〔端正な入口〕
新型コロナウイルス感染症蔓延による外出自粛の影響で、7月号の当コラムは緊急事態対応として私・田井が担当いたしました。人情味のある路地裏に行くのを自粛されている善良な市民にとっては、辛い修行の日々をお過ごしのことと拝察いたします。
大阪・京都・兵庫の緊急事態が解除された直前の5月19日、東京美々卯6店舗の閉店のニュースが飛び込んできました。東京美々卯は、昭和48年に「美々卯」からのれん分けし、東京美々卯社員が経営陣に就任して経営していた会社で東京・神奈川・千葉の百貨店などで6店舗を展開していました。新型コロナウイルス感染の拡大でダメージを受け、閉店を決意したとのことです。美々卯本体の事業は今まで通り継続しています。
美々卯の歴史は、今から約250年前の料亭「耳卯楼」に遡ります。「みみう」って変なネーミングだと思いませんか。独自調査によれば、耳と卯をくっつけると「聊」という漢字になります。聊=楽しむという意味があり、「耳卯楼」=楽しい料亭ということです。
堺の魚問屋から始まり、かっては商業の中心であった泉州・堺から大正14年に大阪戎橋北詰に大衆蕎麦屋を始めたのが「美々卯」の始まりだそうです。
うどん=西日本 蕎麦=東日本 とするのは正しくないようです。江戸時代前期の江戸の市中では麺類としての蕎麦よりうどんのほうが人気があったようです。その後、信州から蕎麦きりが江戸に伝わり普及し蕎麦と蕎麦屋が独自の江戸食文化を育んだようです。近畿地方北部の蕎麦文化は、やはり江戸時代に信州から導入されたようです。
一方、うどんは諸説あるのですが、いずれも古く奈良時代から中国から伝搬し広く普及したようです。
話を元に戻します。そして今から100年前、昭和8年頃に今や大阪府の郷土料理となった「うどんすき」を美々卯が考案したそうです。讃岐国を除く西日本の大部分の地域では、腰が弱めでつゆを吸いやすい柔らかい麺が好まれています。「美々卯」のうどんも柔らかい麺です。
かしわやシイタケ、蒲鉾や玉子を土鍋で煮て食べる鍋焼きうどんと、中国のホーコー鍋にヒントを得て、蕎麦をしゃぶしゃぶ風に食べるという発想が生まれたきっかけだそうです。
〔うどんすきと鯖の押し寿司〕
〇月△日午後6時 酒も飲めない私が友人4人と美々卯堺店に入店。1Fで靴を預け、絨毯をふんでとんとんと2Fの個室へ。コロナ対策されて安全です。やがて掛のお兄さんが料理の支度をしてくれます。現在は、鍋にたっぷりのだし(メジカを中心に、ソウダ節や本節からだしを採り、塩と薄口醤油、ごく少量の味醂で上品に味付ける)を入れ、鶏肉、エビ、焼穴子、ハマグリ、ハクサイ、ひろうす、シイタケ、ニンジン、ミツバ、湯葉、蒲鉾、サトイモなどの季節の食材を、うどんと共にぐつぐつ煮ながら食べました。
同行の士は、日本酒に焼酎にと酒量をあげていました。さらに熱い鍋にピッタリの凍結酒も。搾りたての生酒を瞬間冷凍させたお酒で、冷たくシャリシャリしたお酒です。下戸の私も少し頂きました。
いろいろ付いたうどんすきコースは、お一人6200円。うどんすきだけならお一人3600円。「鍋焼きうどん」が手頃に食べられるうどんとしたら、美々卯の「うどんすき」は、ハレの日の食事の場として、家族や友人とワイワイ楽しく鍋を囲んで食べるうどんかと思います。
レポーター ムツボシ(株)
副社長 田井 登
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水炊き 鶏坊
住所 : 大阪市北区堂島1−2−30
TEL : 06−6341−3060
営業時間 : 17:30 〜 [月〜金]翌2:00
[土]22:00
定休日 : 日曜・祝日
この私にとうとう路地裏グルメの番が廻ってきました。文才もなく、昔から食に全く興味がない故に行きつけのお店などあろうはずがなく(本当です)、たいへん困り果てておりましたが、そうも言っておれず、こちらのお店を紹介いたします。
「 鶏坊 」
2012年オープンの水炊き専門店。
焼鳥、水炊き、鶏料理のおいしい北新地にある「大衆店」です。カウンター10席ほど、4名テーブルが3卓の行きやすいお店。この数年、毎年冬のシーズンになると、どうしても行きたくなるのです。
私が思うこのお店のイチオシは何といっても鶏がらを時間をかけてしっかり炊き出した白濁スープ仕立ての鶏鍋です。
専門店ならではのこだわりと吟味した素材を最大限に引き出し美味しく仕上がっているのです。まずこの白濁スープ、見た目は鳥の出汁が出ているのでしょう、薄い黄色なんです、そして既に骨付き鶏がスープに浸っていてアツアツの状態で出てきます。そこで、スタッフが小さいお椀にその白濁スープを注ぎ塩をひとつまみいれて、いただくのです。これが絶品なんです。濃厚でトロっとした口当たり、初めてこの白濁スープをいただいたときは感動しました。冬の寒い時期、これに勝るものは無いと思うくらいの衝撃だったことを今でも覚えています。
それからスタッフが鶏つくねを鍋に投入です。もちろん、お鍋ですので野菜や豆腐と一緒に味わうのですが、目的の半分くらいはこの白濁スープなんです。もう一つ特徴的なのは、白濁スープなのにポン酢につけて食べるスタイルです。またこのポン酢がこの鶏鍋に絶妙にマッチングするんです。少し甘めのやわらかいポン酢なんです。
そして、最後の〆はやっぱりラーメン!細麺の卵面!白濁スープにラーメンダレと胡麻油を好みで合わせてラーメンをいただく、〆としては最高!!さらに大衆店ならではのリーズナブルな価格。北新地にありながらこの価格はとってもお得です。ですので、週末は要予約ですね。食に全くと言っていいほど興味のない私が是非とお勧めするので良かったら行ってみてはいかがでしょうか。冬でなくてもありだと思います。
レポーター 大江産業株式会社 社長 鎌田 政吾
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住所:大阪市北区中津3−32−2 アルティスタ中津B1F
TEL:06−6372−0801
営業時間 月〜日 11:00〜21:30 年中無休
ご紹介するお店は、1972年オープンの大阪でチャイを広めた老舗・中津に本店を構える「カンテグランデ」。
〔お店の入口〕
ここはあの人気ロックバンド『ウルフルズ』のトータス松本さんがその昔アルバイトをしていたカフェ。本格インド料理を独自のセンスでアレンジしている老舗です。大阪や難波などに分店がありますので、既に訪ねられた方も多いかもしれませんが、何と言いましても本店がイチ押し。
中津駅から7~8分ほど歩き、住宅街に入ると忽然と現れるピンクの塀。遠くからでもよく分かる外観です。洋風レトロな可愛いらしい入口を入ると、その先にすぐ下りの階段があり、下に降りるとまた独特の雰囲気。インド好きのオーナーの趣味が詰まった、アジアンオシャレな空間が目の前にパッと広がります。
〔アジアンな店内〕
前菜のタンドリーチキンは骨なしで食べやすく、激辛好きも満足できるスパイシーな味わい。
〔タンドリーチキン〕
チャパティは溶かしバターがたっぷり塗られていて、その塩味と小麦粉の甘みが口のなかいっぱいに広がります。
〔カレーとチャパティ―〕
アジアンサラダや海鮮サラダなどをロール状に巻いたチャパティロールは、一度口にすると病みつきになり手がとまりません。
〔チャパティ―ロール〕
メインのカレーは定番の3種類に本日のカレーを加えた全4種。すべてエッジの利いた特徴があります。まずは、チキンカレー。一見シンプルながら、スパイシーさに深みと甘みがあり、サフランライスとの相性もバッチリ。トロみもあって食感が良く、これだけでも食べに来る価値は十分にあり!そしてエビカレー。チキンカレーより少し辛く、これまたスパイスと旨みと甘さの融合が絶妙。辛口のココナッツカレーや、潮の香のきいたアサリのカレーには、モッチモチなチャパティがぴったり。舌鼓を打ち続けること間違いなしです。おなか一杯に食べて1人4千円弱というリーズナブルさも嬉しいですね。数日前にお願いしておけば予算に合わせてバラエティーに富んだパーティーメニューも用意してくれます。
今回は仕事終わりに会社の仲間たちと男だらけで訪問しましたので、手を伸ばしませんでしたが、食後には店主こだわりの特製スイーツとこだわりのチャイが控えています。近くに立ち寄られた際のランチ先として、絶品カレーとスイーツ&チャイというカードを持っていますと、女性からの人気が高まるやも(男性目線ですみません・・笑)。カラフルなインド雑貨に囲まれた異国情緒のあふれるお店で、味もボリュームも満点のインド系エスニックフードはいかがでしょうか。
レポーター (株)エーゼーゴム洋行
副社長 渡辺 周平
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フランス料理 Table Takai ターブル タカイ
住所:大阪府高槻市芥川町1丁目14-9 西形ビル1F
TEL: 072-604-2327
営業時間 11:30〜15:00(13:30Lo)
17:30〜22:00(20:30Lo)
定休日 水曜日
“安くて美味しい、自信を持って皆さんにお勧めできる” このコーナーにうってつけのお店があります。本格フランス料理が大阪・JR高槻駅近くで食べられます!
フランス料理店「Table Takai」さんをご紹介致します。
JR高槻駅北口にある「アル・プラザ高槻」の北側から少し小道を入ったあたり、駅から徒歩3分くらいでしょうか、商店街の裏で居酒屋や商店が点在しており、正に“路地裏”な位置にお店はあります。雑居ビルの1階横手にあり、フランス国旗がかけられているのが目印です。この奥にお店の入り口があります。
〔入口の写真〕
店内はカウンターがなく、テーブル4席でこぢんまりしておりますが、照明や内装デザインはとてもムーディで、オシャレな隠れ家のような雰囲気です。
〔店内〕
メニューはコースのみで3500円と5000円の2種類から選べます。私は今回5000円コースをいただきました。
まず、1品目は前菜「天使の海老とサーモン、菜の花のマリネ サラダ仕立て」です。
〔エビ〕
一皿目はほろ苦い菜の花の風味でスタート。テーブルは一気に春の華やかな雰囲気に包まれました。添えられた天使の海老で、お料理の期待が膨らみます。
2品目はこちらです。
〔包み焼〕
一見まるでスイーツのようにも見えますね。「ホタテ貝柱のカダイフ包み焼き」です。
ホタテ貝柱の回りが長崎ちゃんぽんのような麺で包まれております。カダイフというのは小麦粉が主材の細麺で、地中海方面の食材だそうです。このカダイフのパリパリ感とホタテから出るエキスとのマッチングが素晴らしく、食感のギャップも楽しめます。
さて、次はスープが出てきました。「カブラのポタージュスープ」です。
〔スープ〕
見た目はあっさりとした味をイメージしてしまいそうですが、これが濃厚で美味しいんです!シェフによると、ポタージュスープはタマネギを入れるものが多いそうですが、これは蕪のみを使い、その蕪自体の旨味を最大限に味わうことができます。
4品目はお魚料理「鮮魚のヴァプール 香草風味」です。上にパイがのっており、柔らかいちりめんキャベツが添えられ、あっさりとしたお魚と少し濃いめのソースとの融合がこれまた妙味です。
最後はお肉料理「宮崎県産和牛ランプ肉のグリエ」です。
〔牛ランプ肉のグリエ〕
いやあ、写真を見直すと思わずよだれが出てしまいました。
旬の野菜に彩られての盛り付け、ランプ肉のボリュームも結構多いです。
焼き加減はウェルダンでいただきましたが、お肉は柔らかくソースと塩こしょうどちらを付けても最高の味わいでした。
最後にシェフのご紹介を。シェフの高井さんは名門の辻調理師専門学校を卒業後、京都の「ラ・トゥール」でフランス料理を学んでから、フランス・プロヴァンス地方のミシュラン一つ星『ラ カブロー ドール』で修行されました。帰国後、「ラ・トゥール」とハイアットリージェンシー「ザ グリル」を経て、高槻市野田に「ル・テアトル」を独立開店されました。さらに、昨年10月に現在地へ移転され「Table Takai」としてリニューアルオープンされました。
〔シェフの高井さん〕
リニューアルにあたり、コース主体にメニューを絞られましたが、食材の仕入れ先は増やし、食材選定へのこだわりは一層磨きをかけられております。シェフ曰く「旬の素材を絶妙なタイミングで仕入れる、さらにその素材の良さを引き出すには塩と火加減のバランス。これだけで料理・味のクオリティは極められます」と。シェフと長くお話したのは今回が初めてでしたが、シェフの料理へのこだわりや姿勢が熱く伝わってきました。
お席の数は少なめですので、ご来店の場合には予約されることをおすすめします。こんな手軽なお値段で、このクオリティのフランス料理を食べられるお店は他にはないと思いますよ! 皆さんも「Table Takai」さんへ是非お越し下さい。
レポーター 中井ゴム工業(株)
営業部長 中井秀幸