株式会社三益商会

―三益商会さんの歴史を教えてください―

　1894年（明治27年）奈良出身の村田安太郎が馬具指定商として大阪で創業した（株）村田商會が本家で、弊社は安太郎の次男にあたる村田安一により1916年（大正5年）村田ベルト商店を同じ大阪で創立したのが始まりです1957年（昭和32年）法人組織に改め、
㈱三益商会に社名を変更しました。私で3代目になります。
主要な取扱商品は「革ベルト」から始まり、時代や産業構造の変革とともに「平ベルト」→「ゴムコン」→「樹脂コン」へと変わっています。
15年ぐらい前からネット販売にも取り組んでいます。最近では主要取引先の全国の工場の工務課の方々とラインワークスでつながり、スピーディーに的確に24時間フル対応できる強い結びつきを作ることが出来ています。これ、お客様にも好評ですが、顧客管理にも非常に役に立つんですよ。
現在の扱い商品は、工業用ゴム製品、プラスチック製品の販売、コンベアベルト並びにベルト関係一式というところです。振動や衝撃による軸芯のずれを吸収し、安全に動力を伝えてくれるカップリングなんか60年以上の息の長い扱い商品です。

―社是、基本方針などお聞かせください―

「　成長・挑戦・不変・理解・信頼　」です

「成長」　毎年会社は増収、成長している
「挑戦」　新たなことに挑戦する
「不変」　お客様にとって一貫して真摯に営業するスタイルは不変であるべきもの　　　　　
　　　　　と考えている
「理解」　製品理解を深めること、従業員同士が互いに協力する姿勢や理解、
　　　　　お客様の求めるものへの理解を深めること
「信頼」　お客様、仕入れ先との人間関係をつくる、社員同士の信頼関係をつくる

そして　私のモットーは、
　　「登り切るまで　振り向くな」です。初志貫徹ということですか。

―これから特に注力していきたいことは―

　食品・物流向けの製品。食品関係にまつわる搬送パーツや付随品です。

―会社自慢、社員自慢をしてください―

　安い、早い、知識がある、アフターフォローがしっかりしている、そして自社のみで取り扱っている商品が多い会社です。安いのは仕入れメーカーとの関係性があるし、販売数に応じ単価に融通を聞かせているからです。早いのは、知識があることにも関連するのですが、どこに頼むべきかすぐわかるので、時間のロスが少なくなります。仕入れ業者を大事にしてきたので、相手業者との信頼関係も深い。結果それらが納期に影響することになります。

知識があるのは、ベテラン社員が多いからです。また、社内でそれらの知識を共有し、次世代の教育にも取り組んでいます。自社でのみ取り扱っている商品が多いのは、小さな依頼を真摯に提供し続けた結果だと考えています。少数精鋭のプロフェッショナル軍団です。

社員は、自分の強みを伸ばし、自分が役立った経験をもとに商品知識や営業を飛躍させ続けてくれています。また、各々の得意な分野について補完しあうことが、より早く精度の高い情報や技術を提供することに繋がるということを理解しているため、互いに協力しあう姿が当たり前になっています。日頃からお客様に対して真摯な姿勢を持ち、製品への理解や個人の傾聴力を磨いてきた営業職の努力の賜物だと思っています。そんな社員が自慢です。

―社長のプライベートをお聞かせください―

　1974年（昭和49年）大学を卒業して、㈱ニシヤマさんに入社しました。車両部門に１３年余りお世話になり、退職し㈱三益商会に入社しました。息子は2人で、長男が専務として頑張ってくれています。昔からですが多趣味です。スキー、ドライブ、スキューバダイビング、バイクツーリング、山登り、キャンプなどなど。いろんな事に興味があり、行動力旺盛です。