カンケンフローシステム株式会社

〒572-0819
寝屋川市大成町13-5
TEL 072-811-8600
FAX 072-811-8611

社長 飯野 勝久

(左から 社長、会長、取締役)

―カンケンフローシステムさんの歴史を教えてください―

私の父の飯野知寛(現会長)が創業者です。父の生まれは山梨県です。東京に出て建設部品会社に就職したのですが2年足らずで西も東も分からない大阪の地へ赴任を命じられ営業所長とし頑張っていたそうです。昭和46年、28歳の時に故あってその大阪営業所を買い取って「関西建機株式会社」を設立、独立したとのことです。創業した年に長女(現取締役 飯野知栄美氏)が生まれその後、文字通り粉骨砕身・八面六臂の働きで仕事に邁進していたようです。平成5年4月に本社機能を守口に移転し、社名を現在の「カンケンフローシステム株式会社」に変更しました。社名の由来は、関西建機の頃より「カンケンさん」と得意先より呼ばれていたことと、仕入れ先の㈱サクラフローシステムズ(現 櫻テクノ(株))との付き合いが深かった為でもあります。私はというと、大学(工学部 電気工学科)を卒業し、5年間大阪の自動車メーカーに勤務した後、平成15年に今の 会社に入社しました。平成22年現会長が67歳の時、社長職を継ぐことになりました。そして平成27年に守口の倉庫と枚方の本社を統合し、ここ寝屋川に新社屋を建設し移転しました。設立当時は様々な建機部品を取り扱う会社でありましたが、今では高圧ホースのアッセンブリ―を主として、高圧ホースや口金の単体販売に加え、その接続部品であるアダプターやカプラーなど多品種の在庫を誇り、いかなるニーズにも対応できる会社として認知して頂けるようになりました。

―カンケンフローシステムさんの社是、企業方針などお聞かせください―

企業理念  More Quickly(より迅速に! 即答・即応・即納)
企業方針 一つのことを追求するも良し、浅く広く知るも良し。ただ他人より一つ多くのことを学べ。
社訓 
・顧客第一の精神
 顧客の立場になって物事を考え、即答・即応・即納をもって対応すること。
・自発的行動
 自らが考え、行動すること。
・笑顔、挨拶、感謝、礼儀
 笑顔を忘れず、元気よく挨拶すること。
何事にも感謝の気持ちを持ち、常に礼儀をもって対応すること。

―いま注力されている或いは今後注力しようと考えていることについてお聞かせください―

企業理念を実効性のあるものにすることです。私どもの取り扱い商品は補用品が多いため、緊急を要することが多く、速さと正確さが求められます。ホース本体はもちろん口金、フランジ、ユニオン、アダプターやカプラーなどお客様の要望に迅速に対応しなければなりません。本社工場の自動倉庫システムはそれらを支えるインフラです。会長の数々のアイデアが今も工場を支えています。また、お客様の緊急ニーズにお応えする“動く工場”が全社で10台あります、高圧ホースアッセンブリーの即納体制を常に整えるべく「高圧ホースアッセン車による出張製作体制」を確立しています。一方、高圧ホース自体は特に新しい製品云々は少ないですがそれに取り付く周辺部品がどんどん新しくなっています、それらの情報収集並びに客先への情報発信にも今後注力いていくつもりです。結果的に高圧ホースの売り上げにも繋がると考えています。本業以外への事業の試みとして2年ぐらい前からゴルフ事業を始めました。「入っちゃう!パットの法則」の著書で有名な星谷孝幸氏との協業で独自のパット科学理論に基づく「ストレート軌道ロボット」の開発・製造を手掛けました、パット矯正マシンです。現在ゴルフクリニックやインドア練習場向けに販売を行っています。今はスイングマシーンを開発中で、近く製品化する予定です。今後も機会があれば新しい事業にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

―会社自慢、社員自慢をしてください―

1000種類以上の部材の保管在庫があります。コンピューター管理の自動倉庫システムにより在庫状況をどこからでも瞬時に正確に把握できます。特に下限在庫もわかるように設定していますので常に適正な在庫管理が可能となっています。

―ご趣味をお聞かせください―

小学校から高校までサッカー部、その後30歳ぐらいまでサッカーをしていました。今はゴルフ、スキューバダイビングなどです。スポーツはするのも観るのも好きです。子供と一緒に楽しんだりもしています。

カンケンフローシステム(株)さんを訪問して
ゴルフコンペ「どんぐり会」で華やかなデビューをされ一躍その名が知れ渡った飯野社長。スポーツマンらしい爽やかさを滲ませつつ将来を見据えた事業へ熱い思いを丁寧にまた分かり易く語っていただき、新たな一面を伺い知ることができました。またお忙しいなか会長と取締役にも同席いただき有難うございました。
今後ますますのご発展を祈念しております。
(事務局 三島通弘)