神戸鮨 昌(さんに)

住所 :神戸市中央区相生町2-2-14
    新神戸ビル西館B1
 ☎ :078-9-381-9481
最寄駅:JR神戸駅北口より徒歩5分

レポーター ツチダ産業㈱ 社長 土田 晃義

 久し振りの寄稿となりました!
 新年会の席で路地裏グルメの寄稿を依頼され、「予算がXXXX円くらいのお店でお願いします!」と言われて正直考えました。
 読者の皆さんの肥えたお口に合うかどうか?と心配しながらも2ヶ所思いつき、その内で最もディープなお店!ディープな地下1階の一番奥!!のお店に決めました。

 実はこのお店、私が開拓したのではなく、とある集まりで同じ位の予算で晩御飯を食べると行った企画でご紹介して頂いたお店。
 最もお鮨屋さんですから、握ったお鮨で締めてゆきますが、北新地の様に福沢諭吉さんが何枚も飛んで行くところを樋口一葉さん1枚程度で済ませる事ができるこのお店なんです。
 勿論回転しているわけではありません!
まずは、お通しの代わりに八寸から始まり、お刺身(今日は鳥貝、赤貝、近海物の生のインドマグロ、しめ鯖、縞鯵等)が少しづつお皿に乗せられてゆきます。
くつろぎながら飲んでいると暖かい椀物が出され、ほっこりとした後に、それでは「握りましょか。」鮨が5貫、一つづつ丁寧に出されます。

 ここまでのコースでお酒を少々嗜んでも、2人で福沢さん一人の登場。(愚息との食事だったのですが、若人にはチョット物足りないかもしれません。)
 そして予算オーバーしても良ければ絶品の蒸し穴子を5貫の中に入れて頼んでみてください。
又、飲みすぎてしまった熱燗ですが、電子レンジでチン!!とか燗つけ機といった文明の力ではなく、徳利を薬缶につけて暖めてくれます。

ディープな割りにお上品ですな。

 しっかし、そんなお店にも大きな欠点が・・・・。
カウンターだけで、入れるお客様は6人~7人。奥行きも1,5mも無いので超狭く、それだけにおやっさん一人がコツコツと仕事をこなし、その仕事ぶりを見ながらの注文となります。

そこで、おやっさんに質問!
私「ところでおやっさん、何で昌と書いて《さんに》と呼ぶん?」
親父「昌っていう漢字は日が二つ、つまりSUNが二つで《さんに》 覚えやすいやろ。」
私「インパクトあるわぁ~!」
以上、ディープなひと時でした。

追記)もし、神戸まで足を伸ばされてお越しの際は予約された方がよろしいかと思います。それと、今回業界紙に掲載することで撮影を許可して頂けましたが、お店に行かれて撮影をされる場合、ブログ等には絶対アップしないと言う約束を守ってくださいとの事でした。

レポーター ツチダ産業㈱ 社長 土田 晃義