福井化成株式会社
〒550-0021
大阪市西区川口2丁目6番6号
TEL 06-6582-7891
FAX 06-6582-2775
社長 太田 稔

―福井化成さんの歴史を教えてください-
昭和16年に創業者の福井義雄が、南区塩町通でベルトを主力に扱う卸売業「福井商店」を興したのがスタートです。
昭和24年に株式会社福井商店に変更し東洋ゴム工業㈱の代理店となり、その後弘進ゴム㈱やタイガースポリマー㈱の代理店となりました。
昭和46年に化成品の普及及び取扱品目の多様化に対応すべく、社名を福井化成株式会社に改称しました。昭和46年に創業者福井義雄が逝去し、そのあと現相談役の福井保夫が38年間、さらに現会長の赤木一良が12年間社長を務め、令和元年から私 太田稔が社長の重責を担っています。
その間、長浜、堺、草津と順次営業所を開設し、業容の拡大を図ってまいりました。また時期は不明ですが、卸売業からファブレスサプライヤーとしての立ち位置に変わり。現在に至っています。
平成6年にはFUKUIKASEI(THAILAND)CO.,LTDとしてタイ国に海外進出することができました。さらに平成17年には中国上海にも進出しました。
それらと並行して、近江物流センター、堺物流センター、宇都宮物流センター、枚方物流センターと物流拠点の構築と利便性を図って参りました。
―福井化成さんの社是・経営理念などを聞かせてください―
社是は「信頼の経営、進取の社風、明朗な人の輪」です。
方針は、3か年ごとの中期計画で、今年が最終年になります。
- 全従業員の物心両面の豊かさを求める。
- 全従業員は常に真摯に取り組み、顧客・取引先・社内からの信頼を得、選ばれ続けることで発展する。
- 全従業員は外からの変化を受け入れ、内からの変化を求め、より良くしていく。
―いま注力されていることをお聞かせください―
各部門とも「改善活動」に注力しています。2009年のリーマンショック後、特に利益の確保に苦しめられました。今までどおりや普通の努力では、利益の確保が難しくなっていました。
営業は利益改善、製品管理(物流拠点)は経費の改善や作業や加工方法の改善に。品質管理は社内の管理方法の改善や不良品が入らないように、仕入れ先との協業による改善を。営業と業務では在庫回転日数の改善を。
具体的には、営業は売上高と粗利益率の計画を立て管理しています。製品管理は売上高に対する雑給・運賃の比率の計画を立てて管理、そして品質管理は社外流出件数や社内流入の件数の計画を立てて管理しています。在庫は回転日数の計画を立てて管理しています。
また主力の3社(ダイキン工業様、ヤンマー様、クボタ様)は、集中購買だったが、ヤンマー様が前進購買になったことで、令和5年に福岡営業所を開設しました。さらに在庫場所の不足解消と効率化を目指し同年に枚方物流センターを開設しました。この10年程度は、「単品販売からユニット販売」という掛け声のもと、組み立て品・順序納入・時間納入を志向してきました。そのためには人・場所が必要で、今後は今までのようには行かないのではないだろうかと考えています。今後業態に大きな変化は無いと思います。製造業は今のところ考えていません。
中国とタイに拠点がありますが、もう一か所どうにかならないかと調査を行っています。
新規取引を開始するのが非常に難しい業界であったため、従前の3社に頼り過ぎていた感があります。逆に折角ポテンシャルのある会社と取引があるのに、取り組みが希薄であったりしています。来年からの新3か年計画では「3本柱」→「3本柱+0.5×2本」にしたいという要望を営業本部に出していて、現在検討してくれています。
―会社自慢・社員自慢をしてください―
休みを取りやすい会社だと言われています。拠点単位で業務の補完など仲間内でコミュニケーション良く運営してくれています。最近は、男性の育休取得もあるんですよ。
社員は皆真面目で仲良く働いてくれています。若い男子のジム通いが活発です。ゴルフやサッカーなどの社内サークルはないのですが、サッカーではセレッソ大阪、バスケットボールでは大阪エベッサとスポンサー契約し応援するとともにチケット取得等で社員に好評です。
―社長の趣味をお聞かせください―
多趣味かもしれません。まずはオーソドックスにゴルフです。そして雨の日、外食の日、ゴルフの日以外はJogging/Walkingをしています。体調管理のため長居公園に夜な夜な出没しています。
映画鑑賞・音楽鑑賞・昔の映画をAmazonPrime等で見聞きしています。オールディーズなものばかり聞いていますが、今年山下達郎さんのコンサートに行きました。伸びやかな高音に改めて感激しました。