宇都宮製作株式会社
〒578-0965
東大阪市本庄西1丁目5番1号
TEL 06-6748-2122
FAX 06-6748-2123
社長 大西 健路
-宇都宮製作さんの歴史を教えてください-
明治36年、創業者の宇都宮宇作が大阪船場の平野町で衛生材料を扱う「宇都宮商店」を開業したのが始まりです。宇作は丁稚修業の傍ら輸入品を扱うには外国語が必須と考え独学で語学を勉強したそうです。その精神はその後も若い店員達にもそそがれ、向上心の大切さを説き、当時としては先進的な「勉強室」がある寄宿舎(寮)や、英語の勉強の為、夜学に通うことを奨励していたそうです。
一方で水害により甚大な被害にあった生まれ故郷の愛知県岩城村や小学校などへの寄付など社会貢献も積極的にしたようです、このあたりのエピソードはホームページに載せていますのでよかったら見て下さい
愛知県小学校内の愛知県感謝の碑
宇作の復興支援を称える河内池の頌徳碑
日露戦争による特需をきっかけに医療用ゴム製品の国産化が活発となり、中でも最初に国産化されたのが水枕でした、宇作は水が漏れない確実且つ簡単な「コマ付き締め具」を発明、それがその後の宇都宮商店発展の基礎となっていきました。
またその後まだ日本になかった水銀を使った体温計をドイツから輸入『ライト体温計』の商品名で販売、大成功しました。戦後は自社ブランドとして生産販売し、先の水枕もこの体温計も多くの家庭で愛用され今に続く大ヒット商品となりしました。3代目宇都宮宏時代後半、オイルショックという経済の大波に翻弄されました。
平成2年に4代目戸田社長から5代目大西社長へとバトンを引き継いでいます
-宇都宮製作さんの社是、企業方針などをお聞かせ下さい-
社是は、新しい価値の創造とサービスで社会に貢献する。企業理念は、創造「人を守る」、情熱「個と全体」、躍進「利益の確保」です。
-いま注力されている或いは今後注力しようと考えられている商品、又は分野についてお聞かせくださいー
現在の取り扱い商品は、医療用品・衛生用品・メディカル用品・工業用品・家庭用品・介護用品の6分野ありますが、大きく分類すると医療用が80% 工業用が20%という比率です。創業以来医療・健康・環境といったキーワードの延長線上でもっと社会に貢献できる事はないかを探ると同時に、社会が必要とするものを逸早くキャッチし、最高の品質をめざした商品を提供することを心がけています。
-会社自慢・社員自慢をしてください-
親・子・孫と3世代で勤めてくれている社員がいること、これは一見ありそうでなかなか無いと思います。創業者宇作から引き継いでいる「会社は社員を大切に、社員は会社に恩を感じる」の顕れかなと考えています。企業を支える人材を大切にする、これが当社の自慢ではないでしょうか。
-社長のご趣味をお聞かせください-
学生時代は乗馬クラブに所属していましたが、今はもっぱらゴルフです。ただ国内外を問わずあまり人の行かないところや、こだわりの場所へ旅行に出かけるのも好きです。ついでにそこでのゴルフも楽しむといった具合です、あらためて趣味はと聞かれれば旅行を兼ねたゴルフといったところでしょうか。