ぎおんのおかず屋 めし処 山口西店

京都市東山区花見小路末吉町西入清本町374-2
☎ 075-551-2995
レポーター ㈱南陽商会
      社長 南 美樹

夜の帳の下りる頃、京都四条 南座前を東へ向かい 切り通しを上がると、
繁華街の喧騒とは異なる雰囲気に包まれます。祇園の真ん中 末吉を東に行くと 足元に何やら格子にくるまれた看板があります。

『ぎおんのおかず屋 めし処 山口西店』

でも、すぐにお店はありません。ビルの入り口を通り 路地に出てすぐ 『山口』の紺のれん ここです。

築100年以上のお茶屋さんを改装したお店で、30年を超えてちょこちょこ寄せてもらっています。
学生の時、「四条の大橋を渡って飲みに行ってはいかん!!」とは言われてはいましたが、いろいろな先輩方の薫陶を受け、この店にたどり着きました。
 一見さんでも、学生、外人さんでもお構いなく誰でも「いらっしゃい!」とおかみさんが出迎えてくれます。


カウンター席 その前の炬燵が置いてある小上がり、また入口右にも小上がり、そして箪笥階段から二階へ。何気なく使っている調度は年代物。

階段箪笥
メニュー

まずビールでのどを潤しながら、おしながきに目をやると、A3の紙にびっしりと料理が並んでいます。

私のおススメは 何といっても カレー風味の肉じゃがです。よく考えれば、ジャガイモ、玉ねぎ、牛すじ肉はカレーの具材ですね。言うなれば、和風カレーのルーです。しっかりだしが効いています。ほくほくのジャガイモとピリッと辛みのあるカレーが最強です。
そして 旬の はも天。プリップリのはもがそのまま天ぷらになっています。温かいうちのお召し上がりください。

 きずしや、手羽先、メンチカツ、と一見ありふれたお料理ですが、柔らかみやだし、からっとした食感はきっとご満足いただけると思います。
 帰り際に 外人さんのグループが3名何やら日本語が分からないまま入ってこられました。おかみさんに聞くと 「あとから日本語堪能な方が来られます」なかなかグローバルなお店です。お酒を飲み過ぎなければ、おひとり4,000円ほどです。食べログやホットペッパーグルメ、また テレビでも紹介されています。是非一度お立ち寄りくださいませ。

 番外編
じゃあもう一軒行こか、となり、ショットバーに行きました。
末吉をそのまま花見小路へ歩いて1分、四条の角 『bar祇園359』
京町屋の屋根の高い落ち着いた雰囲気の中、各種のお酒がふんだんに取り揃えられています。最も高いショットは、オーナーが特にこだわって作ったウィスキー 20年物のブレンドとのことです。一度お試しくださいませ。(広島の呉服屋さんのお店です。一階はアンテナショップとなっています。)

レポーター ㈱南陽商会
社長 南 美樹